さいたま市中央区にある与野西中学校の学校訪問を行いました。
与野西中学校では、図書館で生徒の課題や宿題、テスト勉強等の学習サポートをしています。
チャレンジスクールの運営の工夫で、首から下げるネームストラップの色を「学習アドバイザーは緑、学校地域連携コーディネーターは黄色、受講生(生徒)は赤」と分けています。
図書館で生徒一人ひとりに学習アドバイザーが教えています。
学習アドバイザーの方からコメントを頂きました。
東京理科大 理学部第一部 数学科
山内 愛沙貴(やまのうち みさき)さん
私は今年の5月に与野西中学校で教育実習をやらせていただいたことで,この土曜チャレンジスクールを知りました.もっと早くから参加することができればよかったなと思います.
生徒さんだけでなく,保護者の方々からも「先生」と呼ばれる責任の重さを感じることができるのが私のやりがいです.参加しようか悩んでいる人は,ぜひやってみてください!
生徒さんは自力で解けなかったら質問をしてきてくれます.自分の力を伸ばそうと,熱心に取り組んでいます.そんな気持ちに応えたいというのが続けられる理由になっています.
土曜チャレンジスクールに参加することは,塾講師と違い,現場である学校で指導することができます.個別に対応することが多く,丁寧な指導をすることができます.
また,生徒一人ひとりがやるべき課題をやっているので,様々な教科の指導をすることができます.これを機に,生徒さんが「勉強って分かれば楽しいのだな」ということを知り,勉強に対してのやる気を引き出していきたいと考えています.
埼玉大学教育学部3年
荒木鈴絵さん
私は知り合いの紹介で1月から母校の与野西中学校でお手伝いをさせて頂いています。
まずこのボランティアでやりがいを感じる点について書きます。
生徒のなかには、「何を勉強したら良いのか」がわからない生徒もいます。以前、地図帳を持ってきてただ眺めていた生徒がいました。それしか持っていないということで、統計を見ると面白いよとアドバイスしました。すると興味深そうに読み始めたので、一緒にアドバイザーを行っている、社会が得意な先生に頼んで、地図帳を使った問題を出してもらいました。このことでただ地図帳を眺めていた生徒が一生懸命学習に取り組む様子を見ることが出来ました。
また、漢字ドリルをただ赤ペンで写していた子に漢和辞典を持ってきて漢字の意味を一つ一つ調べさせるということも行いました。
このボランティアには、そんなやりがいがあるかなと思います。
難しい点は、内容です。私が中学生の時とは指導事項が変わっているのか、理科など全く知らない内容もあります。そんなときは、せっかく図書館を使わせていただいていますので、図鑑を調べたり、辞書を調べたり、生徒の教科書やノートを調べたりして一緒に問題に取り組みます。しかしそれでもうまく出来ない問題もありますので、そこが難しいかなと感じます。
とはいえ、生徒への声のかけ方や接し方などいろいろ実践することで学んだことも多いです。将来は教員を目指しておりますので、今後も続けていきたいと思います。