さいたま市岩槻区にある慈恩寺中学校の学校訪問を行いました。
慈恩寺中学校の煌チャレンジスクールでは、宿題、受験勉強、各自持参の問題集(教科・英検等)を使用しての自主学習のサポートを行っています。
1、2年生用と3年生用の教室と、スタッフ控室の合計3つの教室が使える珍しい学校です。
学校側がチャレンジスクールへの理解が進んでいると思います。
教室では学習アドバイザーが生徒の宿題や自主学習のサポートを行っています。
慈恩寺中学校では4人の学習アドバイザーから声を聞くことができました。
日本女子大学3年
秋庭瀬里(あきばせり)さん
私には、教師になるという夢があります。そのために、日々変化する教育現場に関わっていたいと思ったことがチャレンジスクールのボランティアを始めたきっかけです。
実際にボランティアで生徒と直接関わってみると、教室の雰囲気や生徒のありのままの反応を感じることができ、大学の講義だけでは学べないことが多くあります。
私は勉強のサポートをするために来ていますが、素直な生徒たちから学ぶことは、私の方が多いように思えます。はじめは不安でしたが、今では質問をしてきたり、この問題ができるようになったよ、と報告をしてくる生徒たちがかわいくて仕方がありません。
また、ボランティアの方には教師を引退されていた大先輩が多くいらっしゃり、沢山のアドバイスがいただけます。1日3時間のボランティアの時間はとても充実しています。この恵まれた環境で、多くのことを吸収し、教師の夢へと邁進したいと思います。
東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲指揮専攻芸術音楽コース4年
秋元結衣さん
お世話になった教育実習先の先生からお声をかけて頂いたのがきっかけで、チャレンジスクールをやらせて頂いています。
大学のキャンパス内ではけして味わう事の出来ない経験をさせて頂き、私自身も勉強になります。学習面ではもちろんですが、今の中学生がどのような事に興味を持っているのか等、現場の生の声を肌で感じられる事は貴重な機会だと思います。
頑張っている姿を見たり、ニコニコしながら話しかけてくれる姿を見ている間に、私自身も「もっと頑張ろう」という気持ちになります。学習アドバイザーとして参加させて頂いていますが、毎回生徒から元気を分けてもらっている感じです。
教員を目指す方や、人と関わる仕事を考えている方にはもちろん、たくさんの方に活用して頂きたいボランティア活動です。
東洋大学 理工学部
高橋瑞季さん
土曜チャレンジに参加させていただくきっかけは、先生にお声をかけていただいたことでした。教員を目指す私にとって、本当に良い機会をいただけたと感じております。
生徒がどんなところでつまづいているのかなどを実際にワークを一緒にやる中で知ることができました。
私は、県内の特別支援学校や爽やか相談室でボランティア活動を行ってまいりました。理工学部ということもあり、ボランティアに馴染みが薄かったためボランティアをさせていただくまでたくさんの方の手を借りました。
ぼらたまを早くから知っていたらもっと手軽に参加することも可能であると思い、とても魅力に感じております。みなさん、どんどん活用して現場を体験してください。
日本大学
布川遥平さん
土曜日のチャレンジスクールを行うきっかけは教育実習を行うにあたり、実習校の先生方に勧められたことでした。私自身教員志望であるということ、また実習を行う学校と生徒たちの雰囲気を知りたかったこともあり大変よい機会をいただいたと思っています。
実際にボランティアを行ってみて、最初は生徒たちとの人間関係を築くことから始めなければならなかったので大変でした。
しかし、続けていくうちに生徒たちの方から声をかけてくれるようになり、多感な時期の子供たちとどう関わっていけばいいのか自分なりにコツを掴めたと思っています。
また、学習の面に関しても今どんな学習をしているか、どんな問題につまづいているか一緒に学習しているうちに知ることができました。
教員志望の方にはこのようなボランティア活動はとてもいい経験になると思います。ぼらたまを活用し自身にとってよい経験になるであろうボランティアを探して欲しいと思っています。