【開催しました!】9月14日に、“土地の理解を深める”プロジェクト『スタディーズⅡ』のグループワークと公開レクチャーを開催しました!
公開レクチャーでは、講師に松田法子先生と内田奈芳美先生をお迎えして、「新しい“さいたまらしさ”の見立て-地誌・公共空間から考える‐」というテーマで講義をしていただきました。
松田先生には、地質という切り口から解説していただき、さいたまの地形図を用いて、さいたまという土地の性質・成り立ちをお話しいただきました。
「さいたまにはかつて海があった」というお話も、海なし県といわれる埼玉ではにわかに信じがたく思われますが、地形図からひも解くと、確かに海があった形跡が確認できました。
地質という点からからさいたまを見ていくことで、まだ知らない新たな発見があるかもしれません!
内田先生には、道路になる前の土地空間活用について大宮ストリートテラスの例などを交えてお話しいただきました。
「道路になる前の空間がねらい目」との事で、空きスペースを活用した露店を出展して、にぎわいのある空間をつくりだすことが出来たりと、アイデア次第で色んな活用ができそうです。これからは、道を歩くたびに空き地に目が留まってしまうかも・・・?
その後のグループワークでは、さいたまの文化的遺伝子(ミーム)と「プラン」を掛け合わせて、「裏輪呑み(うわらのみ)」のようなさいたまならではの新しい言葉を考えました。
各グループとも最初は探り探りのスタートでしたが、最後にはどのグループも活発な意見が飛び交い、さいたま文化と絡めた新しい言葉がいくつも生まれました。
『スタディーズⅡ』では、「公共空間の活用」「ソーシャルインクルージョン」「モビリティ」のそれぞれのテーマごとに、分かれてグループワークを行い、さいたまの課題を見つけ、解決する方法を考える、あるいは長所を見つけて発信するような「さいたま独自のローカルプロジェクト」の開発を目指します。
今回生まれた新しい言葉が、ローカルプロジェクトの核となるかはまだ分かりませんが、12月の公開プレゼンテーションに向けた、今後のグループワークの展開に期待が高まります!
みなさまにご参加いただける公開レクチャーは、10月12日と10月26日にも開催予定ですので、ぜひお越しください。
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#さいたま国際芸術祭 公式HP
https://art-sightama.jp/news/saitama-studies2-0914/