2020-7 - 【ぼらたま】トピック | さいたま国際芸術祭2020
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【NEWS】埼玉県立近代美術館との連携プロジェクト展を開催中です!

更新日: 2020年07月29日

 埼玉県立近代美術館とさいたま国際芸術祭2020との連携企画展「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」が開催中です。

 現代の写真や映像という表現形態は、新しいテクノロジーから伝統的な手法までを複合的に駆使した意欲的な表現が次々に生まれるスリリングな領域です。
 この展覧会で紹介する4名と1組のアーティストは、メディアの物質性を重視した独自のアプローチによって、この分野に新機軸を打ち出しています。
 彼らの作品を「新しい写真的なオブジェクト」ととらえ、今日の写真表現・映像表現の可能性を探ります。

9月6日まで開催予定ですので、みなさまぜひお越しください。

【出品作家】迫 鉄平 / 滝沢 広 / Nerhol / 牧野 貴 / 横田大輔 (五十音順)

会 場:埼玉県立近代美術館(JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分、北浦和公園内)
会 期:2020年6月2日(火)〜9月6日(日)
時 間:10時~17時30分(展示室への入場は17時まで)
休館日:月曜日(8月10日は開館)
観覧料:一般1100円(880円)、大高生880円(710円)
    ( ) 内は20名以上の団体料金。

詳細は埼玉県立近代美術館HPをご覧ください。→https://pref.spec.ed.jp/momas/page_20200305063201

展覧会の紹介動画も配信中です!→https://www.youtube.com/watch?v=tU8qljZOTN4


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招聘作家・川井昭夫の作品、リュウゼツラン(アガベ)が開花しました!

更新日: 2020年07月29日

 1970年代から植物を主題とした絵画の制作を始めた川井昭夫は、植物的な(無作為の)表現を追求する作家です。
 さいたま国際芸術祭2020では麻布のドローイングと川井自身がコレクションするアガベ6株によるインスタレーション作品を旧大宮区役所の屋上庭園にて発表する予定で、すでに当初の開幕に向けて展示され、公開を待っている状態です。

 今回展示しているアガベの1株が、今年3月頃から花芽が伸び始め、ようやく花を咲かせようとしています。
 アガベは砂漠で自生し、数十年という限られた生命の最期に一度だけ花を咲かせ、種子を残して枯れていく植物です。 今回花を咲かせた1株は、6株のアガベによる作品「Plant Circle - VI 草上の終焉」の一部となります。

 YouTubeの「アガベチャンネル」にて、リアルタイムで配信していますので、開花の様子をお楽しみください。 ⇒https://www.youtube.com/watch?v=bjOjHkPUYoc&feature=youtu.be

<川井昭夫プロフィール>
 1970年代から植物を主題とした制作を始める。1979年、ジャパンアートフェスティバル優秀賞受賞。以降、支持体の地色に限りなく近づけた色の絵の具を用い、表面に塗り重ねた痕跡だけを残す絵画シリーズを制作し、植物的な表現の在り様を追求する。1992-2002年にかけては、北陸の過疎化する村で「表現と場の関係を問い直す」プロジェクト「野積」を企画し、廃屋でのインスタレーションや、植物そのものを表現媒体とした作品を探求。2000年代にはアガベ(リュウゼツラン属)の収集を開始、世界的なコレクターとなり、2017年にはアガベによるインスタレーション作品を発表する。 主な展覧会に「死なない命」金沢21世紀美術館(2017)、「みえないように・川井昭夫」美濃加茂市民ミュージアム(岐阜、2010)、「みどりのちから 日本近代絵画にみる植物の表現」群馬県立館林美術館(2003)、「現代の絵画:東欧と日本」国立国際美術館(大阪、1981)など。

【左撮影:丸尾隆一】

【今後の方針についてのディレクターメッセージ】

更新日: 2020年07月29日

 さいたま国際芸術祭2020今後の方針についてのディレクターメッセージを公開しています!

【ディレクターメッセージ全文】

さいたま国際芸術祭2020は、まさにコロナ禍に直面した国際芸術祭です。
本来の開幕日である3月14日に合わせて全ての準備は整い、後は皆さんに様々な作品とプログラムを体験して頂く、その瞬間を待ち遠しく思っている状態でした。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開幕を当面の間延期しておりました。私自身は、春に凍結された芸術祭をどのように開いていけるのか、人がいなくなった各会場の状況を確認しながら、模索を続けてきました。本芸術祭に参加して頂いているアーティストの皆さんの作品やプロジェクトは、どれも素晴らしいものばかりです。そして、制作の段階から市民をはじめとするたくさんの方々に関わっていただくことを重視し、芸術祭に訪れた方たちの参加によって成立する、コミュニケーションに焦点をあてた作品も多数予定していました。ディレクターとして「市民参加型」の芸術祭に対して自信を持って取り組んでおりましたが、依然として新型コロナウイルスが収束していない状況、さいたま市としての「市民の安全・安心の確保と社会経済活動の回復に向けた取組を最優先とする」という方針を受け、当初から計画していたコンセプトの実現と予定していた規模での開催を見送らざるを得なくなりました。このことは残念でなりませんし、とても辛い状況です。しかし、私自身は、このような状況下であってもアーティストの皆さんが取り組んできた作品やプロジェクトを市民の方々をはじめ楽しみにされていらっしゃった方々へ届けたい。その想いは強いままです。

私たちの生活は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって一変しました。
まずは、ありのままを理解してこの変化に応答していくこと。
生活都市を舞台にした本芸術祭も同じく変容していく必要があります。
そして「新しい生活様式」への切り替えと合わせて大切なことは、コロナ禍で一変した生活の中でも市民が文化芸術を享受する機会とアーティストの表現の場を絶やさずに継続できる芸術祭のあり方を考えていくことです。積み重ねてきた今回の試みを無駄にすることなく、新しい芸術祭のあり方と鑑賞機会を創出していきたいと考えています。そして、今もなお続くコロナ禍に直面した国際芸術祭であるという事実の中でコミュニケーションのあり方に関して今一度、考察し発信していくことが「市民参加型」芸術祭のあり方にも直結すると考えています。多数の人びとが同じ内容を同じ場所で共有するような祝祭感がある催しは断念することとなりましたが、当初の計画を一部変更して豊かなアート体験はそのままにお届けするべく、今秋の作品公開、そして段階的かつ継続的な展開について検討を始めています。今のこの時代において「喜び」を失わずに生きぬいていくために、最善の方法を模索しながら実施に向けて進んでいきたいと考えています。

さいたま国際芸術祭2020は「花」というテーマを設定しています。花をモチーフとして捉えるだけではなく、テーマとして考えてきました。そして、現在のコロナ禍において「花」というテーマが、私たちのこれからの生活に新しい命を吹き込んでくれると信じています。

さいたま国際芸術祭2020ディレクター 遠山昇司


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さいたま国際芸術祭2020今後の方針について

更新日: 2020年07月29日

 さいたま国際芸術祭2020は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開幕を当面の間延期しておりましたが、市民参加型の芸術祭として来場者やアーティストの交流を前提とする作品が多いことから、来場者の皆さまの安全・安心の確保を最優先に検討した結果、当初予定していた規模での開催を見送ることといたしました。
 さいたま国際芸術祭2020は、これまで多くの方々に御協力いただいており、また、作品の準備もほとんど終了していることから、可能な限り皆さまに御鑑賞いただけるよう、以下のような、ウィズコロナ時代における鑑賞方法を検討し、実施いたします。

●今後実施予定のプランについて
 (1)「さいたま国際芸術祭2020」の作品を公開し、鑑賞機会を創出
   ①作品・公演の映像化、配信
   ②メイン会場等展示作品の公開

 (2)一部プロジェクトを、レガシープロジェクトとして継承
   ①「さいたまアートセンタープロジェクト」の継続
   ②市民サポーター事業の継続

 ※上記プランの詳細につきましては、確定後改めて発表いたします。

●チケットの払戻につきましては、追ってご連絡いたします。


◎さいたま市HPで市長記者会見の資料を公開しています。
さいたま市HP:https://www.city.saitama.jp/006/003/003/010/013/p074061.html   
(7月2日市長記者会見 議題3)

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